学校長より

校長 中西三永子

「これからの日本の発展を支えていくのは、企業であり経済である。そのためにも優れた経済の専門知識を持つ人材の育成が急務である」。こうした理念のもと、終戦間もない昭和26年、東亜経理専門学校は設立されました。以来、半世紀以上にわたり、社会が求め企業が求める経理のスペシャリストを数多く育成し、兵庫県下随一の伝統と実績を誇る専門学校として高く評価されています。

そして今やビジネス社会は、学歴偏重から能力主義・実力主義の時代に移行し、即戦力の実務能力を養成する私たちの使命は、ますます大きくなっています。中でも高度情報化の流れにいち早く対応し、コンピュータ教育に力を注ぐ一方、文部科学省のみならず、経済産業省や厚生労働省との連携強化に努めました。その努力と先進性が評価され、本校は厚生労働省認定の「ビジネス・キャリア制度教育訓練校」となりました。また昨今の労働需給の悪化を受け、再就職のための教育訓練機関として「独立行政法人 雇用・能力開発機構兵庫センター 訓練委嘱校」にも指定され、数多くの中高年者を受け入れるなど、常に時代やビジネス社会のトレンドを見極め、教育内容と規模を広げています。

こうした実務能力の向上と資格取得を目的とした実践教育を行う一方、「正しく己れを識れ、時代を識れ、社会を識れ」の校是のもと、豊な知性と人格を持つ人間教育にも積極的に取り組んでいます。
未来を担う大いなる可能性を秘めた若者を、東亜は見つめ続けていきたいと思います。